●兵庫県淡路島津名町 生穂第二小学校 和太鼓クラブ

Ikuho Daini Syougkkou Wadaiko Club

写真:1999.10.28 第二回 富田学校訪問で

平成11年度メンバー 1年 原田 理絵/2年 上田 佳菜子・谷 祐希/3年 柏木 秀太・静 裕美・堀 直貴/4年 上田 康介/5年 柿原 一葉・坂本 聡太/6年 柿原 辰哉・静 美加・田中 真理子・谷 敏行・美濃 多賀子   

 

兵庫県淡路島津名町生穂の山あいにある生穂第二小学校は、1年生から6年生まで全校生徒が14人の小さな小学校です。生徒数が少ないので、みんな兄弟のような感じで過ごしています。この小学校で和太鼓活動が始まったのは、今から10年前のこと。当時の生徒数は13人(今と変わりませんね)。練習は毎週火曜日、45分間ほど行っているそうです。レパートリーは、ぶちあわせ太鼓・龍神太鼓・豊年太鼓・清流のぼり打ち等など。富田が訪ねたのは1997年10月と99年10月の二回。みんなで大はしゃぎの楽しい一時でした。富田の実家から車で15分くらいの場所ですが、この地区に行ったのはこの時が初めてでした。高校卒業までの18年間では、一度も行ったことがありませんでしたが、今になって足を運ぶことになったのは、これも太鼓の取り持つ縁でしょうか。

「私と太鼓」みんなの一言 (2000年2月21日)

(1年 理絵)たいこをたたくとなんでもやれる気がする。とくにぶちあわせだいこがすきです。

(2年 祐希)たくさんの人に見てもらうのがすきです。ぶちあわせだいこがすきです。

(2年 佳菜子)たいこは楽しいけどまっているときは少しひまです。けど、いろんなたたき方を教えてもらうときは楽しいです。

(3年 秀太)たいこは手を使うので、手がだるくなります。だけど、うまくなりたいので手がいたくなってもがんばっています。

(3年 裕美)たいこはつかれるけど、たいこの音・たたくことがすっごく気持ちいいんだ!わたしは、このたいこがすごく好きです。それに、いろんな所に行ってたたくのは楽しいです。

(3年 直貴)たいこをたたくのはつかれるけど楽しいし、いろんな所へ行けるのでがんばりたいです。

(4年 康介)たいこの練習はすごくしんどいけど、いろんな人におうえんされるので気持ちよくたたいているし、いろいろな所にいけるのでうれしいです。

(5年 一葉)私にとって太鼓とは、楽しみながら音をならすことのできる楽器。むかむかしているときも、太鼓で思いっきり音を出すと、スカッとする。そして、大勢の人の前で失敗せずにたたき終わったときのほっとする気持ち、拍手を聞いたときの嬉しさがたまらなくいい。

(5年 聡太)ぼくは、太鼓が大好きです。太鼓をたたいていると、つかれがとれてサッパリするからです。だからぼくは太鼓のことが大好きです。

(6年 辰哉)ぼくは、太鼓をたたくと気持ちがすっきりします。太鼓をたたくためにいろんな所に行って、大勢の人にぼくたちがたたく太鼓をきいてもらえることがうれしいです。

(6年 美加)私は、太鼓をたたいているととても気持ちが落ち着いてくる。力がわいてくるような気がしておもしろいです。

(6年 真理子)1年生の時は、あまりうまくたたけなくて教えてもらってばかりでした。今は自分でも少し上手になったと思うし、思いきってたたいています。

(6年 敏行)練習はしんどいけど、新聞やテレビに出たり、いろんな所へたたきに行っていろんな人から拍手をもらえることが、しんどいのをふきとばす。でも、やっぱりしんどい方が上だ。

(6年 多賀子)1年生の時はへただったけど、6年生になって上手になってきた。

   

『ひびけ和太鼓』 作/6年 静 美加        津名町青少年健全育成・発表

「がんばろう。」
「おう。」
みんなで心を一つにしてから、舞台に立った。神戸祭りでの和太鼓演奏。大勢の人の前での演奏は、きんちょうと不安・きいてほしいと言う気持ち・大きな舞台でたたくという喜び、色々な気持ちが入り交じっていた。
 私たち生二小学校では、週一回のクラブの時間に全校生で和太鼓を練習している。
 私も一年生のときから和太鼓をたたいてきた。初めのうちはうまくたたけなくて、もうやりたくないなあと思うことが多かった。でも、高学年が手を持ってたたいてくれたり、前に立っていっしょにたたいてくれたりした。上手にたたけたときは、いっしょになって喜んでくれた。
 そんな練習を六年間続けてきたおかげで、私は自分でもずいぶん上手になったなあと思う。まず、強弱をつけられるようになった。みんなの先頭に立ってリズムもとれるようになった。一年生のときは、ばちを持ったまま次のたたき方が分からなかったけど、今は次のたたき方がすらすら出てくるようになった。足を大きく開き、手をピンと伸ばし、まっすぐ前を見てたたけるようにもなった。何より、大勢の人の前でもあまりきんちょうしなくなった。
 友達もそうだ。辰ちゃんはいつも一・二年生に大きな声でリズムをとってあげている。足の開きもかっこいい。真理ちゃんは地打ちでリズムをとるのが上手になったし、声も大きくなった。敏君は力いっぱい太鼓をたたいて大きな音を出す。迫力満点だ。多賀ちゃんはいつも大きな声を出してみんなを引っ張ってくれる。

「清流のぼり打ち。」
聡太君の大きな声で、神戸祭りの演奏が始まった。私は心の中で、ばちがおれませんように、みんな練習のときのようにたたけますようにと思いながらたたいた。
地打ちともリズムがあって調子よかった。一年生の理絵ちゃんもがんばっている。
 川下りに入ったとき、何か音がちがっているように思った。地打ちに合わそう、地打ちに合わそうと必死で地打ちの音をきいた。最後の四人でたたくところは、リズムも合いいつも通りの音だった。そして、フィニッシュ。
 大きな大きな拍手がきこえた。
「ええぞ。」「がんばれよ。」と声援を送ってくれた人もいた。私たちの知らない人たちが、こんなに応援してくれている。そう思うとうれしくなった。
 六年間、色々なところで太鼓をたたいてきた。みんなでいっしょにがんばってきた。これからもたくさんの人に私たちの太鼓をきいてほしい。こんな楽しい太鼓があるんだなということを知ってほしい。
 みんなの心にひびく和太鼓を!


生穂第二小学校 和太鼓クラブの連絡先→awaji-ikuho2-e@sannet.ne.jp



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