■富田和明的太鼓合宿 Oh!太鼓

叩く見る聞く笑う語る

 僕が「Oh!太鼓」で目指すものは音楽教室としての太鼓ではないし、日本の心に触れることでも心の音楽療法というものでもない。結果的にそうなっている面もあるかもしれないが、それを目指すのではない。
「太鼓を通しての自分という肉体表現」、これを考える場でありたい。
 

第6回の内容は昨年夏、好評頂きました『鳥獣戯打』を再び叩きます。

イラスト/佐藤 智子



 『Oh!太鼓』 Vol.6  一つの太鼓からシリーズ・その1 
 622(土)〜 23(日)  募集開始!
 22日 13:00 集合  23日17:00 解散  
 内容/鳥獣戯打  
    
(御陣乗太鼓の応用パフォーマンス編)

兎小舎・月一打で久しぶりに御陣乗太鼓を取り上げ叩いてみると、思いのほか楽しく、また、時をほぼ同じくして、知人のM氏より1985年の鼓童公演記録ビデオを見せていただいたことにより、昔の血が騒いだ。このたった一台の小さな太鼓からこれだけの楽しみが見つけられる事を、いっしょに楽しみ遊びたいと思います。

昨年夏に行いました鳥獣戯打特別講座を、リクエストにお答えいたしまして再び取り組みます。ぜひ御参加下さい!

『鳥獣戯打(ちょうじゅうぎだ)
鼓童時代に作った太鼓作品。御陣乗太鼓をベースにしているが、猿、鳥、トカゲ、蛙、牛、幽霊などが太鼓を叩く設定。役者の卵時代に猿を勉強していたのが太鼓に生かされるとは思いもよらなかったが、本当に気に入っていたし、国内外問わずお客さまにもよく受けた。もう二度とできないメンバーだが、猿が富田、トカゲの十河伸一、牛の佐藤隆司、鳥の田尻洋に林田博幸、蛙のレナード江藤、お化けの斎藤栄一、他にも鬼の藤本吉利、正体不明生物の大井良明などが出演。誰が太鼓を叩いていようが関係ない、舞台に登場してから退場するまで全員が最後まで演技をしそれぞれが主役でいた。

合宿のスケジュール(これは予定ですので、当日の変更もあります)

●6月22日(土)
1:00 集合受付 部屋確認 レクチャー
    搬入準備など
2:00〜 稽古スタート(音楽室) 
    Part.1 
    途中休憩(約30’)
    Part.2
5:30 自由稽古 
6:00〜7:00 夕食(食堂)
7:00 自由稽古 休み
7:30〜9:00(音楽室)
    Part.3 
9:00〜11:00?
    親睦会(まず乾杯の後、風呂10:00まで)

●6月23日(日)
7:30〜8:30 起床(シーツ、枕カバーの片づけ)、朝食(食堂)
8:30 部屋の片づけ 
9:00〜 稽古スタート(講堂)
    Part.4 
12:00〜1:00 昼食(食堂) 
1:30〜 稽古再開
    Part.5 
4:30 搬出 片づけ そうじ 
5:00 終了 解散 

●参加費について
会員参加費用 18,000円 宿泊、全食事、親睦会会費、太鼓使用料などを含む(太鼓アイランド非会員は、入会金として別途1,000円。 学生は2,000円割引あり)

●集合について
直接会場までお越し下さい。ロビーで受付いたします。集合時間に遅れた方は、地下音楽室まで来て下さい。

●食事について
全食(夕食、朝食、昼食)は、決められた時間に食堂でいただきます。食堂ではセルフサービスです。御協力下さい。親睦会の用意はこちらでしますが、準備片づけは皆さんでお願いします。個人的に必要なモノは、ご持参ください(会場の付近にはお店はありません)。冷蔵庫、電子レンジはあります。

●会場について
場所/川崎市青少年の家  

神奈川県川崎市宮前区宮崎105-1 ?044-888-3588
東急田園都市線「宮崎台駅」下車 徒歩15分 無料駐車場あり
電車の方は帰りは、車で最寄り駅「宮崎台駅」まで送ります
※車が少ないときは、お送りできないことがあります

 

●その他
資格など/初心者歓迎 国籍若老男女問わず(ただし年齢は、中学生以上。小学生の場合は要相談)定員15名ほど

持ってくるもの/自由に動ける服装と稽古用靴。汗をかいた後の着替え、お泊まりセット、筆記用具。 バチを持っている方は、持参してください(持っていない方はバチ代実費1,500円をいただきます)

●問いあわせ・申込み/ 打組-富田 utigumi@tomida-net.com

または→?&Fax 045-913-5582 留守番電話になっている時は、ご用件、お名前、お電話番号をメッセージに入れてください。後ほどこちらからお電話を差し上げます。  

こちらで『Oh!太鼓6』参加のお申込みができます。

参加予約申込みコーナー

お申込みの前に、下の注意をよくお読みいただいた上で、お書き込みいただき、最後に送信ボタンを押して下さい(送信ボタンを押さないと送信されません/押した後「警告」表示が出ることがありますが、それはメールアドレスをこちらに知らせる確認です)。

(ご注意)
●お申込み受付の後、こちらから確認のメールをお送りいたします。
原則的に3日以内に確認メールを返信します。返信メールが届かない場合は、お手数でもお電話をお願いいたします→045-913-5582
●参加代金は郵便振替でお送りいただくか、直接富田に手渡しするか、の方法でお支払い下さい。郵便振替の口座番号はメールでお知らせします。

『Oh!太鼓6』鳥獣戯打編

1、にチェック〆を入れ、人数を書き入れて下さい

6月22日〜23日合宿参加を名、申し込みます

2、代金の支払いについて、いずれかにを入れて下さい

郵便振替で送金する 直接富田に渡す

3、お名前をひらがなと漢字でお願いします(例;とみだかずあき 富田和明)

名前1

名前2

名前3

※月刊・打組 会員ならびに太鼓アイランドの会員の方は、お名前までで結構です。電話番号と住所は省略して送信ボタンを押して下さい。なお、複数名でお申し込みの方は、代表者の連絡先だけで結構です。

4、電話番号(例;012-345-6789)

5、郵便番号+住所(例;123-4567 東京都中央区1-2-3 太鼓マンション401)

6、備考(何か付け加えることがありましたら、こちらにお書き下さい)

7、送信(申込み)

最後にこの送信ボタンをクリックして下さい

ありがとうございました

送信がうまくいかない時は、メールでお申し込み下さい

Eメール utigumi@tomida-net.com
 
  

下の写真は、Oh!太鼓4 参加者の皆さんのポーズ

 


『Oh!太鼓』1〜4回までの案内はこちらをクリック
『Oh!太鼓』5回の案内はこちらをクリック

 参考文:富田和明的個人通信『月刊・打組』 2000年1月号より

おおっ! 太鼓のススメ


                     
12月18〜19日

 

 一八歳で映画学校の演劇科に入学し、二年間で多くの師に学んだが、その時のことをいまだに思い出す。この時期に出逢った事柄は、恋愛に限らず多岐に渡り、深く体と心に刻み込まれるものであるようだ。
 今から25年前の授業での、先生方の顔・声・身のこなしなどを、今でも脳裏によみがえらせることができる。
 いつも穏やかで、時には前夜の打ち上げの酒が残っていたような音楽のO先生、ゆっくりとした物言いながら強い意志を感じさせ何でもその気にさせてしまった演技のH先生、激しい性格そのままの発声訓練のA先生、授業の印象はなく授業の始まる前にいつも尺八を吹いていた舞台演出の先生、初めて身近に太鼓と笛の音を知らされたお囃子のS先生、そしてその中でも一番強く印象に残っているのが、肉体表現の関矢幸雄先生だ。
 先生の最初の授業が「お手玉」だったように思う。苦手な「演技すること」に比べ、練習すれば確実に上達するお手玉に僕は夢中になった。その後はボールを使うこと、棒を使うことを覚え、体を使うことを教わっていく。
「すべては肉体表現から始まる」
「理屈よりも表現できる体を磨け」
が関矢先生の口癖だったように思う。
 現在の太鼓というものは、一つは「儀式・宗教・祭」での神との仲介者として捉えられ、また一つは「純粋に音楽を奏でる楽器の一つ」として楽しむものと捉えられている気がする。単に宗教民俗のものとも言えないし、音楽、と一言で片づけられない面を持っている。僕はその両方の間で遊びたい。25年前と比べると太鼓の世界のなんと多様化したことよ!太鼓教室も全国各地津々浦々で日常的に行われている。
 僕が「Oh!太鼓」で目指すものは音楽教室としての太鼓ではないし、日本の心に触れることでも心の音楽療法というものでもない。結果的にそうなっている面もあるかもしれないが、それを目指すのではない。
「太鼓を通しての自分という肉体表現」、これを考える場でありたい。 

Taiko Island 青葉

Taiko Island 淡路

Taiko Island 徳島

叩く見る聞く Oh!太鼓

富田和明的太鼓教室 案内

兎小舎・月一打


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