富田 和明 その日の気分打!2000

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12月26日(火)

クリスマスに近い一夜、赤坂プリンスホテルに『THE CONVOY NIGHT 2000』を観に行ってきました。世界一長い(時間が)ディナーショーだと今村ねずみさんは言っていましたが、踊って叩いて歌ってしゃべる、その日も三時間のショーでした。これを毎晩続けるなんて凄いエネルギーです。私の太鼓の曲も始まるところで、この胸は自分で叩く以上にドキドキでした。本番、お客さんの前で叩かれる姿を見るのは初めてですから。その一曲が終わって、「良かった・・・」と僕もホッとしました。

今年大盛況の内に幕を閉じたザ・コンボイの『新・タイムトンネル』が来年再演されます。まだ観ていない方はぜひご覧下さい。

12月22日(金)

月刊・打組 最新号を書きました。写真も盛りだくさんです。ここ何日かで、来年のスケジュールもいろいろと決めましたので、そちらの方もまだの方はご覧下さい。年内は公演はないのですが、まだまだ新年に向けて慌ただしい日々を送りそうです。

12月18日(月)

ドイツ・ハノーバー万博で御一緒したCAGR(Choreography Art Gymnastics Rockets)の『太陽の第九』公演が終わった。凄まじいCAGRのエネルギーを感じさせるステージでした。ドイツではその片鱗に触れるだけで終わっていたのが、この公演ではその命をかけた底力を爆発させていた。そしてもう一つ僕が嬉しかったのは、淡路島出身のアーティストと出会えたことだ。元々郷土意識なんかほとんど考えたことがなかったのに、そういう人と出会うと急に仲間意識を持ってしまうのも恥ずかしい話なのですが・・・。人口16万人少々の島から、渡哲也、阿久悠、上沼恵美子、などの諸先輩各氏がご活躍ですが、同世代或いは若い年代で音楽関係者と東京で知り合うことなど皆無でした。ところがそのまさか、の方と初対面で同じステージに立ち、その方の名前(芸名)も、そのものズバリAWAJIなのにオッタマゲタ。その上、このAWAJIさんは無国籍語(或いは動植物語)で語ったり唄ったり出来る不思議なボイスパフォーマーで、面白さ極上級の方でした。僕もこの方の存在をこれまでまったく知らなかったのですが、こんな不思議面白い方がいたなんて・・・、その意味でも『太陽の第九』は有難かったです。

僕の宙吊りも無事終了し、本番を3回体験してやっと馴れました。スタッフの皆様は僕の命を支えてくれた方たちで、本当に感謝しております。公演が終わって劇場の外に出てみれば、そこは羽子板市で賑わう年の瀬・浅草、観音様にもお礼を言って20世紀に別れを告げました。

12月15日(金)

浅草公会堂は、浅草の真っ只中にありまして下町の匂いがプンプンです。懐かしくてさっそく浅草寺にもお参りに行って来ました。それから肝心の吊りテストですが、いや〜、安全ベルト一本で体を支えていますからこれが外れれば下に落ちるのみ。またワゴンを吊っている二本の細いワイヤーが一本でも外れたら下に落ちるのみ。と、まさに命懸けです。何で今更こんなことをしなくてはいけないのか?と考えると出来ませんから、挑戦あるのみ。吊られている時間は短いのですが、今日から緊張の三日間です。

12月11日(月)

怒濤の数日間(体感音頭コンサートのこと)が終わり、昨日は少々放心状態で過ごし今日からまた年明けまで気持ちを切り替えて頑張ります。

四回目となった、門仲天井ホールでの体感音頭。詳しくはこれから月刊・打組に書く予定ですのでもうしばらく待っていただくとして、今年も難産でしたが、終われば清々しい気分です。たくさんの方に仕込み搬入、受付、他準備片づけなどお手伝いをいただきました。皆様の御協力がなければ、コンサートの幕は上がらず、そして終わらない。ほんとうに感謝しております。ザ・コンボイからお祝いのお花も届き、吃驚しました。

12月6日(水)

日付は変わったんだけど、まだ昨日の続きの一日(深夜)です。5日は、CAGRの公演稽古でしたが、朝飯喰ってから何も喰わずに夜8時半まで。腹減りました。熊谷修宏は朝起きてから水さえも飲んでなかったそうで「もう死にそうだ」と言っていました。その位、稽古が始まったら飯喰う時間もないんです。CAGRの公演(16、17日)では私もついに宙づりの太鼓打ちとして登場する事になりました(まだ予定)。これからは「和太鼓界の猿之助」と呼んでください(14日にそのリハがあるんで、この体重が支えきれなかったら中止になりますが)。それで、夜の湾岸線をぶっとばして家に帰りましたが、それから体感音頭の曲、というかセリフを考えておりましたら「ありゃ、もうこんな時間」でした。早く寝なきゃな〜。

12月4日(月)

いよいよ、体感音頭2000コンサートが近づいております。新曲もやっと形になってきました。まだ決まっていない部分もありますが、それはこれから本番までのお楽しみ。まだお申し込みでない皆様、さあ、今からでも遅くはありません。チケットはまだあります!ご予約だけで、後は当日受付精算となりますので、簡単です。今すぐのご予約を!

12月3日(日)

千葉県は房総半島のへそあたり、山深い感のある大多喜町平沢・妙厳寺(みょうごんじ)で昨夜は太鼓を叩きました。その冷えの厳しいこと、驚きました。それでも近郊から遠方からたくさんの方が集まりました。今年は例年になく、お寺関係の場所に多く呼ばれている気がしますが、ここは日蓮宗。宗教と人間、宗教と太鼓について考える機会がまた与えられました。昨夜のアンコールでは、住職、和尚さん、小僧さん、が叩く法華太鼓に僕は笛で加わりました。片づけをしていますと、見上げた空は、まぶしいほどの星の輝きがありました。

11月30日(木)

27日〜29日は、岐阜県中津川市に行っていました。市民会館を使用しての東京打撃団学校公演四連続公演でした。中津川といえば僕の中ではフォークジャンボリーしかありませんが、地元ではフォークジャンボリーを知る人も少ない気がしました。それよりも和菓子が有名らしく、和菓子にちなんだ太鼓を僕も即興で作ってました。「栗きんとん わらじ 五平にカラスミ食べて み〜んな 幸せ 中津川 くり くり 栗きんとん(栗きんとん太鼓/富田和明 作曲)」もう明日から12月!

今日、横浜での稽古で、コンボイの太鼓新曲の指導を終了しました。12月7日ロイトン札幌 公演が初日、31日赤坂プリンスホテル 公演まで、THE CONVOY NIGHT 2000 全18回公演が行われます。これが実際にお客様の目に触れてどう評価されるのか楽しみです。

11月26日(日)

初の小田原開催・第三回 Oh!太鼓 太鼓合宿が終わりました。山の中なので寒さが一番心配でしたが、山の神様は僕たちに優しかった。好天の二日間、緑の山の上に真っ青の空が広がり、思ったほど寒くはなかった。参加者はアメリカからも、山口県、兵庫県からもいらっしゃいました。その熱意に、ほかの参加者もそれぞれに刺激されとても良い雰囲気でした。皆さんどうもありがとうございました。そしてお疲れさまでした。

Oh!太鼓、横打ち三つ巴大会もこれで二回やったし、次は何のワークショップにしようか・・・。次回は2001年夏前か?

11月24日(金)

コンボイの太鼓、今日まで私担当の5回の稽古が終わりました。一回が二時間弱の稽古でしたが皆ガッツで頑張り、やっと通せるようになりました。しかし、凄いですよ、ショーは三部構成で約30曲もいろいろなパフォーマンスが繰り広げられて、太鼓はその内の1曲!ですから、後29?曲もあるんですよ。それ全部頭と体に入れようとしてるんです。とんでもない奴らです!!! 明日から僕は、Oh!太鼓 太鼓合宿で小田原です。参加者はずいぶんと遠方からの参加者も増え、さあ、風邪を引かないように(山の中にあるので寒い)頑張りましょう。

夜9時、フジテレビ『中国からの贈り物〜小さな留学生』を観る。久しぶりに価値のある映像を眼にした気がする。企画した人、助けた人、撮った人、少女、お父さん、お母さん、先生、日本と中国。なんて素晴らしい人たちがいたんだろう、想いを持って成し遂げようとする人々のさりげない表情。日本のドキュメンタリー演出と違った誇張のない自然な感動があった。何度も涙は流れたけれど、見終わってとても心の中が優しくなった。自分の身近な人にあらためて笑顔を返したくなる、そんな贈り物に、ありがとう。

11月17日(金)

昨日は焼津市民文化センターで東京打撃団コンサートをさせていただきました。焼津はもう何度も呼んでいただいているホールで、終わってからもお寿司に地酒がたっぷり用意されている有難い土地です。公演も久しぶりに音の響きの良い大ホールで客席も満席、気持ちよく叩くことが出来ました。お客さんの拍手も温かい!

今日は、コンボイの12月ディナーショー太鼓稽古初日。私も若干緊張の面もちで某稽古場に雨の中、足を運びました。曲のテーマは「不思議の国のアリス」、少しだけ違う世界に誘いたいと思っていますが、どうなることでしょう・・・。メンバー八人に囲まれると、森に迷い込んだ羊のような私です。何しろみんな身長が高い!それにスマート。鏡に映った我が身のなんとちっちゃくてコロコロしたことよ。稽古場には鏡が三面にあった。嗚呼。

11月12日(日)

かねてよりお約束しておりました、三宅島津村明男さんの三宅太鼓塾2001横浜の日程を決めました。ぜひこちらもごらんください。このまま東京での疎開生活もいつまで続くのか判らず、年を越すということだそうです。

11月9日(木)

いよいよ体感音頭2000コンサートまで後、一ヶ月。12月8日(金)のお楽しみゲストは、元祖サムルノリ・キムドクス氏の弟子、チャンゴの名手・康 明洙(カン ミョンス)さんが来ていただけることになりました。康 明洙さんは韓国で修行した在日韓国人で、その腕は日本一です。心配なことは一つ、出演の二人がゲストに飲み込まれないようにすることだけ。頑張ります。まだチケットの予約をしていない方は今すぐゲット!

11月7日(火)

きのうは、今話題のアクロバティック・ダンサーズ・チーム『CAGR』の中心ダンサー・今村ゆり子さんとお会いしました。12月9日(土)体感音頭2000のお楽しみゲストとして登場していただきます。元・体操選手で、今は華麗なダンサー。その技をお楽しみに! まだチケットの予約をしていない方は今すぐゲット!

11月6日(月)

11月3日・文化の日は、広島市民球場で開かれた国民文化祭・ひろしま2000オープニング記念イベントに出演しましたが、参加者の多さに驚きました。壬生の花田植、三原やっさ踊り、長崎くんち、群馬八木節、秋田竿燈、遠州手筒花火、高知よさこい鳴子踊り、広島大蛇どれも多勢での出演、前日まで大雨でしたが、まさしく秋晴れ。空の青さと芝生の緑、そして出演者のカラフルな衣裳と派手な演出で思いがけなく楽しみ、思わず自分たちが出演することも忘れてしまいそうでした。僕たちの後には同じ舞台で「ハウンドドッグ」のスペシャルライブもあり、10数年前、ハウンドドッグに入れ込んでいた時期もあったもんですから(両国国技館にコンサートも見に行った)、夢のようでした。前日のリハーサルでは、僕たちのリハーサル時間中に大友康平さんが後ろでドラムを叩いて遊んでいた。こんな姿も見られるなんて、嬉しかった。

その後、5日は愛知県旭町元気村奥の森の収穫祭に出演。ここの太鼓フェスティバルもだんだん定着してきたようで、これも良かった。ここでも抜けるような青空。夜の星空の美しさも絶品です。

10月30日(月)

月刊・打組 10月号が今日でました。今日は朝から一日かかって書いてたもんで、HPには最新号で流したんだけど、郵送の方はこれから。さっきセブンイレブンでコピーしてきまして、今夜はこれから封筒入れ。でも明日も朝早いからな〜。明日の夜になるかな。購読者の皆さんしばしお待ちを!月刊・打組もようやく60号の発行です。50号までのつもりだったけど、100号まで続けたいと今は思ってます。通信紙の発送は止めて、インターネットだけにしようかな、とも時々思うんだけど、不思議なんですよね、同じ活字の文章が、コンピューターのモニターで読むのと、紙で読むのと全然違う文章に感じるんだから。どうしてなんでしょうかね。

10月28日(土)

歳末叩き合い 体感音頭2000コンサートのチケットお申し込みがやっと増えてきました。尚、11月25〜26日Oh!太鼓 太鼓合宿の方は後、若干名のみの受付となりました。有難いことです。また、体感音頭コンサートの1日目・12月8日(金)はコンサート後の搬出がありませんので、簡単な初日打ち上げを行います。客席がそのまま打ち上げ会場となります。お時間に余裕のある方、少し話をしてみたいという方は、ぜひご参加下さい。飲み物つまみ等もご遠慮なくお持ち込み頂けます(演奏中は飲食禁止。打ち上げまで待ってください)。ただし、打ち上げのみの参加希望の方はお断りしております。チケット買ってください。

10月27日(金)

この「おまけのページ」を作ったきっかけにもなったコンボイが現在、青山劇場で公演中だが一昨日と今日、公演前の時間を使って太鼓指導に行って来た。現在公演中の演目の中で太鼓を使うことになり、東京打撃団がその指導と作曲を受けている。前回、僕はほとんどそれに参加していなかったが、次回のディナーショーでも太鼓をやることになっていて、それを担当することになっている。今日の太鼓指導は、新しく参加するメンバーの個人指導でだった。ほんとに憧れの人たちがウロウロしている(出演者なんだからあたりまえだが)楽屋に行くだけで僕も胸が躍る。毎回、今村ねずみさんとも少し話をする時間をいただいているが、ホントにキラキラしているんだなあ眼が。僕とほとんど歳がかわらないんだけど、驚異的な同世代だ。

10月23日(月)

今日は怒濤の二週間の始まりの一日。昨日は家で仕事をするつもりが連日の疲れが溜まりに溜まって眠ってしまい、夕方に眠ったら最後起きられなくなってしまい朝になっていた。慌てて早朝より机にかじりついていたものの新曲はちっとも進まず、昼になり熊ちゃん(熊谷修宏)と約束のリハーサルもいろいろと横道にそれながら気が付いたら夕刻の5時。大雨の中、太鼓アイランド青葉のワークショップに出かけると、この雨の中でも参加者の方は集まってくれた。嬉しくなってどんどこ叩いていると9時。雨は上がっていた。明日も出発は早いぞ!

10月21日(土)

このところ秋は大変に忙しい。浅田次郎の「薔薇盗人」も買ってそのまま、ページを開いていない。もう少し心が落ち着いてから活字を追いたいと思いながら、これではいつ読めるのか判らない状態だ。だんだんと寒くなって来ました。風邪など引かぬように、新年まで過ごしたいと念じます。とにかく今日は早く寝なくっちゃ。

10月9日(月)

朝刊を広げると、高木仁三郎さん訃報のニュースが報じられていた。僕が一番最初に読んだ高木さんの本は『プルトニウムの恐怖(岩波書店)』だったと思う。まだ佐渡にいた頃、ツアーの中休み、日向ぼっこをしながら自分の部屋で読んだ。この本で初めて原子力発電所の存在の恐怖を知らされた。あれから20年近くが過ぎ、多少なりとも原子力発電の底なしの恐ろしさを社会も認めざるを得なくなっているとは思う。チェルノブイリも東海村の事故も経験したし。が、まだまだ日本政府が押し進める原子力行政は留まることも知らない。そんな中で、高木さんは一科学者の立場から、私たち一人一人に解る言葉で危険性を説いてくれた。脱原発を政治的に叫ぶのではなく、一人間として臨床の最後まで発言された。原発はいらない。一人でも多くの人がそう声に出せますように・・・。合掌。

10月8日(日)

無事二日間の打撃団コンサートが終了しホットしているところ、と言いたいところですが、公演が行われた劇場で12月公演のチラシの挟み込みができなかったと、公演終了後に聞き、僕はすっかりこれで劇場に来てくださったお客様には体感音頭コンサートのお知らせが出来たと思い込んでいたので(そのつもりで全部用意していた)、大ショックでした。そんなわけで昨夜は一旦は布団に入ったものの眠れずに3時には起きて、後公演まで二ヶ月、さてどうやって宣伝したらよいものやら思案しているわけでございます。打撃団東京秋公演は今回も大変でしたが、何とか好評の内に終わりましたので、次は12月体感音頭コンサートの準備に全力を尽くしたいと思っております。ともかく皆様、体感音頭2000に一人でも多くのお客様に足を運んでいただけるよう、お力をお貸し下さい!何の話かさっぱり解らない方は、こちらをクリック

10月7日(土)

今朝起きると体がバリバリのガチガチ。昨日が、東京打撃団シアターX(カイ)公演の初日でした。このところずっと、この公演の為の曲を書いたり、稽古したり合宿したりで集中していましたので、このコーナーも休んでいました。いやいや疲れました。打撃団で初めてやる曲が多くて半分が新曲ですから、その中でも僕の『貉子做夢(たぬきの)』は、完全な初演でしたので、少ない稽古時間で大変でした。他にも林田の曲も多く、覚えるのが大変です。それに『ういろう打ち』もこの前兎小舎でやった曲ですが、何回稽古しても間違う難曲なんです。それと僕にとっては大変な曲がもう一曲あるんですが、そんなこんなで緊張しまくりで手慣れた筈の曲まで大緊張でした。どんどん新しい曲を作ってやってゆくエネルギーがグループにないと強くはなれません。今日もう一回きりの舞台です。午後三時開演。当日券若干あるようです。まだの方はぜひお越し下さい。

9月21日(木)

三宅太鼓にエールを送ろうという呼びかけに答えてくださった皆さんからお預かりしていました、大切な三宅太鼓義援金を、その第一便として、本日、津村明男さんの疎開先(東京)に現金書留で郵送させていただきました。阪神淡路大震災での経験から、行政、団体を通すと、そのお金の使われ方が非常に不鮮明になってしまい、被害者の所に直接にはほとんど届かないことを知っています。義援金は直接、届けたいところに送るのが一番です。皆様からの温かいエールを今後もお待ちしております。

三宅島ネット・島魂:島の声が聞けます
http://www.miyakejima.net/
「三宅島ネット・島魂」掲示板:http://www.miyakejima.net/bbs/petit.cgi

三宅島情報 三宅島をサポートするページ:畑中久美子さんの「和太鼓・民舞・お祭りサイト」から
http://www02.so-net.ne.jp/~jamtoast/maturi-index-miyake.html

9月20日(水)

昨夜は月一打の第一打でした。これまで公演では使い慣れたこのホールでの初めてのワークショップ。客席の椅子も外に出して舞台空間と客席空間に太鼓を並べ15人+富田が整列するとぴったりサイズに収まります。全くの基本リズムのみ(テンテケテケテケ・・・)で二時間半を突っ走りました。15人が一度に、それも最大限の力を振り絞って叩くと兎小舎が爆音に包まれます。大地からの地鳴りのような大音声です。こういうワークショップがしたかった。このシンプルなリズムだけを叩く合宿二日間、とかもぜひやってみたくなるくらいに気持ちよかった。もの凄い音の大きさですが叩き続けていると、その音の中で静寂を感じるようになるのですが、そこまでいくにはもう少し時間が必要。とても時間が短く感じられました。この場所は築地本願寺の横ですがビルの一階にあり、二階はオーナーだから大丈夫ですが三階からはきちんと住んでいる人がいます。後は苦情が来て使用中止にならないことを願うばかりですが、遠慮はしません。いつ苦情が来て使えなくなっても心残りがないように、一回一回は力の限り存分に叩いていきましょう。

9月18日(月)

やっと晴れました。横浜はこのところずっと雨でしたからね。敬老の日の前後は新潟県越路町にいましたが、こちらは連日の猛暑。気温が37、8度ですからびっくりしました。越路町では僕が40歳の誕生日から数えて三年間指導に通った「こしじ巴太鼓」と東京打撃団とのジョイントも実現し、感慨ひとしおです。この町は三波春男さんの出身地であり、銘酒「久保田」などで有名な朝日酒造がある豪雪地区です。打ち上げ後、旅館に戻った打撃団日本酒愛飲会会長M氏は「久保田 萬寿」を胸に安らかに眠っていました。

富田和明的太鼓合宿・第三回『Oh!太鼓』の日程が決まりました。秋深い11月末の開催です。内容は前回同様、八丈、三宅、小倉祇園の横打ち三つ巴大会です。詳細はこちらを

9月13日(水)

涼しくはなっているもののまだまだ蒸し暑い毎日だ。先日、新潟県曹洞宗青年会20周年記念事業で長岡に行って来た。二時間の会の内、ほぼ半分は万灯法要という宗教行事でその後が、打撃団公演とジョイントも少し試みた。新潟県内だけのTV放映ですが、9月18日(月)17:00〜17:30(予定)BSN新潟放送であります。めったに聞けないメンバーの宗教観がインタビューの部分で聞けるかも?

8月30日(水)

いよいよ三宅島の噴火活動が大変なことになってきたようです。三宅島は3000年前の大噴火から数えて、平均して50年に一度噴火があるといわれる火山の島ですが、この島で今から180年前の西暦1820年、祇園祭帰りの三人の農民が神楽太鼓を叩いたのが今に伝わる「神着木遣り太鼓」であり、それをアレンジして世界に伝播されたのが「三宅」太鼓となっている。180年の太鼓の歴史の中で何度となく繰り返された噴火にも関わらず、島の人々の心に刻み込まれてきた太鼓のリズム・音色は色あせることはなかった。その太鼓の響きが僕たちの胸を打ったのだろうと思う。

全国の三宅太鼓ファンの皆様へ 今こそ三宅島へエールを送りましょう!

8月20日(日)

海外に短期で出かけられる方に、電話についてのお話を一つ。海外の滞在先から電話をかける時、ホテルの部屋から普通に、日本に電話をしてしまうと手数料やら、サービス料やらで高額の電話代を支払わなければならず(例えばイギリスのホテルから日本に掛けて、10分通話で7000円とか請求が来ます)、かといって公衆電話もコインの両替が面倒だったりします。私のお薦めをここで紹介します。それは、KDDスーパーワールドカードです。これは主要な海外の国々から、ホテルの部屋からもほとんどの公衆電話からでも掛けられ、料金が非常に安い。私がこの夏に買った5000円のカードはサービスで、5850円分使え、イギリスから日本に掛ける場合、約45分も話せました。残度500円で4分50秒、残度170円でも2分20秒話せました。最初に掛ける時に少し手間ですが、ほとんどどの電話機からでも使え、料金が安いのが魅力でした。このカードをぜひお勧めします。成田空港にはたくさん自動販売機がありました。今、ヨーロッパではクレジットカードが使える電話もかなり普及していまして、私も何度か利用しましたが、これは注意が必要だと思います。使用が非常に簡単な分、明細書なども出てこないので後で料金のトラブルが起きやすいということです。私の例を話すと、ベルギーのホテルロビーにあったクレジットカード電話で夜中5分程度話して、先日請求が来たところ4,600円を超えていました。カード会社に問い合わせても、カード会社では対応できないそうで、現地の電話会社に直接私が問い合わせて、その電話会社に文句を言いなさいということでした。ベルギーのホテルに電話をして、ロビーに設置されている電話の管理会社の連絡先を聞き、そこにこの料金が正しいのかどうか問い合わせるなどしていたら、それだけでいくら電話代がかかってしまうのか考えると、質す気にもなれません。ということでぜひKDDスーパーワールドカードを使ってください。これよりもっとお得な電話方法があれば、それも教えてください。

月刊・打組 バックナンバー紹介コーナーで、「三宅島再訪(97年6月分)」を登場させました。

8月17日(木)

お盆も終わって、毎日がヒマでどうしょうもないという方は、Topページのある部分をクリックすると、ヒマがつぶれます。

8月14日(月)

三日間休んだおかげで、ようやく元気が出てきまして、太鼓アイランド青葉スケジュールも決まりました。これから9月に向けて徐々にエンジンをかけ(まだ本調子じゃないので)、コンサート、ワークショップ等のスケジュールを決めていきたいと思います。一ヶ月間、日本を不在にしましたが、今後ともよろしくお願いいたします。

8月12日(土)

やっと帰ってきました。日本の暑さが嬉しい!イギリス、ベルギー、ドイツ、フィンランドには夏がなかったです。いや、あったんですが、ちっとも暑くないので夏ではなく秋の面もちでした。昨日は疲れ果ててボーと過ごし、今日はいけないと思いながらも朝の3時に起きてしまい(時差ぼけでこの時間に必ず目が覚めるが、ここで起きてはいけない。苦しくても寝て、日本の時間に体を合わせないといつまでもヨーロッパ時間に体がなってしまう)、不在中の整理などをしていました。この一ヶ月いろいろなことがありすぎて、まだ正常?の精神身体に戻るには時間が少しかかりそうです。

7月11日(火)〜8月10日(金)

東京打撃団ヨーロッパ2000ツアーに参加。30日間の旅日記はこちら(かなり文量があります。よっぽど暇なときに読んで下さい)。

7月10日(月)

最後の一日なもんで、朝から走り回っておりましたが、お空は夏の陽気、いいもんですな。このままプールサイドで生ビールを片手に美女との語らいの時に移行できればどんなにいいだろうと思いながら、神奈川県警にお邪魔したり病院に行ったりと、ちっとも楽しくない時間を過ごし、思わぬ出費に泣いておりました。ま、それはさておき、十年以上も前なら半年でも海外演奏ツアーはこなしていましたが、今は一ヶ月でもどうなることやら体が心配です。無事に帰ってこれますように・・・。

7月8日(土)

昨夜は、ザ・コンボイショウを観に長野市・長野県民文化会館まで行って来ました。午後7時に幕を開け、アンコールの幕が下りたのが9時53分、ほぼ三時間の熱闘舞台。これでもかこれでもかと最初から最後まで命がけで遊びまくる男たちの気迫に、ただただ圧倒されてしまいます。リハーサルが終わった後の楽屋で、代表であり構成・脚本・演出・出演の今村ねずみさんと少し話をさせてもらいましたが、この男の想いが熱い!人生の目標を見失いかねない多くの男たちへの熱いメッセージが、体中からこぼれ吹き出ているような視線と語り口だった。今、俺たちはこれをやりたい、伝えたい、それを舞台という形にするエネルギー、その舞台を連日連夜全国で公演し続けるエネルギー、この公演を本当は30代40代50代のお父さんにたくさん観てほしいけれど(客席は圧倒的に女性が多い)、刺激が強すぎるかもしれないとも思う。コンボイ。こんなに素晴らしい舞台を、過密スケジュールで全国ツアー行い続けて15年、それでも知名度はまだ今一つ?これはおかしい、何故だ!彼らは10月にはまた、東京青山劇場に戻ってきます。是非、ご覧下さい!

The CONVOYに関するお問い合わせは、ガンマP.C. Tel 06-6455-6826(平日11:00〜18:00)

7月5日(水)

いまだ、朝起きると全身の筋肉痛が残っておりまして、これはOh!太鼓合宿の「小倉祇園」並びに「三宅」の後遺症です。やはり偉大な曲だ。それともただ単に僕が年をとって三日後に疲れが出ているだけか?

兎小舎15夜公演を見られなかった方の為に、上演演目のご紹介。幕開きはお面を被った道化の『打っチャリ』。富田が被ったウサギの面はこの日のために佐藤智子さんが作った作品。二人で舞った『十五夜神楽』。俵積み唄にのせて兎小舎1夜〜15夜公演を振り返る『俵積み唄兎小舎版』。八丈太鼓のアレンジ『鼓衣』。演劇関係者ならば知らぬ人はない「ういろう売りのセリフ」を題材に作曲した『ういろう打ち』。これまで佐藤健作と叩いていたものの熊谷版大太鼓二人打ち『体感音頭』。最後のおまけ、ギター弾き語り『マルで夢最中』。の全七曲でした。これ以外はフリートークのお時間。

7月4日(火)

昨日、『富田和明 兎小舎 なにみてたたく』第15夜が終わり、1995年12月から始まったこのシリーズも4年半で幕となりました。たった50人たらずの客席ですが、この空間はとても贅沢な豪華な空間だと思います。お客さんと話をしながらコンサートを進めてゆくには、ちょうどいい、誠にお誂え向きの劇場です。シリーズ最年少のゲスト・熊谷修宏さんを迎えての15夜、年齢差22歳は初めてですが、これからどんどん若い人が出てくるんでしょうね。会話の微妙な時間差がたまらなく面 白かった。これからもこういう和太鼓フリートークコンサートはどんどんやっていきたいのですが、兎小舎では一区切りを付けたいと思います。秋からは月一回のスペシャルワークショップを兎小舎で開催します。名付けて『兎小舎・月一打』。詳細はまもなく発表します。小さな和太鼓トークコンサートを身近な場所で開いてみたい方はぜひご連絡を!

7月1日(土)〜2日(日)

好天にも恵まれ、いかにも汗だくだくの初夏の横打ち大会となりました。八丈・本ばたき、小倉祇園、八丈・ドンドラ、三宅、と二日間でこのバラエティーに富んだプログラムは手前味噌ですが、素晴らしく面白かった。この合宿を機会に、八丈やら小倉祇園を思い起こす作業もしていたので、私もよい勉強になりました。また、楽しい参加者の面々に大いに盛り上げていただきました。ありがとうございました。次回Oh!太鼓第三回は12月に予定しています。次はどんな企画でいきましょうか?

6月29日(木)

新発田(新潟県)も久しぶりでした。ここは確かシバタサーカス発祥の地ではなかったかと思うのですが・・・。五十公野、これで「いじみの」と読む小学校での公演は、梅雨の中休み空も青空、心も晴れて清々しく、担当の先生も可愛い先生で三人(村山と佐藤と私)もニコニコ気分で迎えました。普通、小学校の公演では学校の体育館での公演なので、終わって片づけをしていると子どもたちがやってきて、サインやら握手攻めに会うことが常ですが、今日はそれが激しかった。それぞれメンバーが囲まれてしまって身動きがとれない。帰ると言ってもなかなか帰してくれない。この反響は、公演の内容がよかったからだと信じましょう。給食を食べ終わった後、まだ太鼓のおじさんたちがウロウロしていたので昼休みの時間つぶしにちょっと行ってみようぜ、なんてことでは決してなかったですよね。

6月28日(水)

秋に公演する新潟曹洞宗の会と越路町公演の打ち合わせをして、こしじ巴太鼓の練習を久しぶりに見、夜10時過ぎ、新潟から新発田に向かうバイパスをぶっ飛ばしていましたら自動速度検査機設置なる看板があり、続いてピカッと赤いフラッシュが焚かれました。どうもスピード違反の写真を撮られてしまったようで、初めての道路では特に気を付けなくてはいけませんね。この後、どういう判定が下るのか?みなさんも気を付けてください。

6月25日(日)〜27日(火)

山梨県清里にあるアサヒビールの保養所に宿をとり、森の音楽堂で夏のコンサートの為の稽古をしました。中国の孟暁亮(モン・シャオリャン)さんとイランのエスファンディアル・ラリさんがジョイントのお相手です。お二人とも日本語は流暢なので言葉の壁はありませんが、音楽の捉え方はそれぞれ全く違うので、その共通項を探りながらそれぞれを生かすというのは、簡単なことではありません。その異文化とのぶつかり合いこそがジョイントの楽しみです。僕にとって、中国はある程度馴染みがありますが、イランという国は未知の国です。イランの人と初めて接し、その生の声を聞きました。「中国は四、五千年の歴史しかありませんが、ペルシャは一万三千年の歴史があります」と、ラリさん。日本の文化は中国朝鮮から強い影響を受けていますが、ラリさんの言葉ではその中国の文化もすべてペルシャから伝えられたもので、世界の文化の中心がペルシャということになります。その主張の堂々振りに、一同、返す言葉を無くしました。

6月24日(土)

東京池上の養源寺という日蓮宗のお寺で太鼓を叩かせて頂きました。東京でもこんな落ち着いた雰囲気の場があるんですね。立派な本堂とお寺の太鼓にもびっくり。宮太鼓に平太鼓にうちわ太鼓に木魚に、音の鳴るものが実にたくさんありました。音楽と宗教は切り離せないものです。昼間のコンサートが終わった後、お堂では夕方のお務めらしき読経と木魚の音が鳴り響きました。

6月21日(水)

梅雨の中休みが続いております。この頃は、各種イベントリハーサルの毎日でございまして、何と言っても大きいのは、ハノーバー万博ジャパンデェーの記念式典用リハーサル。昨日と今日がその大詰めリハーサルでした。このイベントは打撃団だけではなく、他の出演者も多く、スタッフも多く大変大がかりな催し物です。リハーサル終了後、打撃団は海外荷造りの最終チェックを済ませました。いつものことながら、海外に太鼓類を送るのは本当に大変(と言っても僕はほとんどこの作業には加わっていませんが)。さて今回の旅はどんな旅になるでしょうか。

6月16日(金)

スウェーデンに続いて、ドイツが原発廃止を決めた。昨日に続いて何か新しい光を感じさせる。日本も必ずできるはずだ。廃止できないことのごたくを並べられるのはもう飽き飽きしている。どうすれば原発にたよらない社会生活を送れるのか、日本政府電力会社もその道筋を示してほしい。東西統一を成し遂げたドイツには、困難に立ち向かう力があるようだ。統一の困難に比べれば、原発の廃止など大きいものではないのだろう。21世紀、朝鮮半島の統一を成し遂げられたら、韓国朝鮮はすさまじいエネルギーを発するに違いない。ヨーロッパではドイツが、アジアでは韓国朝鮮が核となっていくのではないか、そんな予感を抱かせる昨今だ。

6月15日(木)

中国留学中に、初めて北朝鮮の学生と話をした。中国に来ている学生は超エリート学生だが、彼らは非常にタフな人間なのに驚いた。酒はガンガン飲んで暴れるし、スポーツは何でも意欲的で体力があり、勉強もよくしていた。そこに中国と韓国の雪解けが始まり、今度は韓国人留学生が中国に大挙押し寄せてきた。その数の多さに北朝鮮学生が隅に追いやられた感があった。中国に行った方は、現在の中国の韓国蜜月関係を肌で感じたと思うが、その浸透ぶりには驚かされる。北朝鮮はその中国と韓国に挟まれて今はもうどこにも行きようがない。北京を見て、朝鮮半島が統一される日は必ず来ると、思っていた。今朝の新聞で見た、金総書記と金大統領の握手と笑顔、統一への合意は、静かに心ざわめいたニュースだ。日本の侵略がきっかけで、結果的に朝鮮半島が分断されたまま時間だけが過ぎてしまった。この目で両国の壁が崩れ去る日を見たい。

6月10日(土)

愛知県田原町に行って来ました。渥美半島の中頃に位置する町ですが、こじんまりとしたアットホームな感じの会館で、音の響きも心地よかったです。客席のおばあさんが、最初の二曲が終わったところで「いやまあ、大変なものを見せてもらって、私はこんなものを初めて見たんでこりゃもうビックリ、え〜もんで・・・」と話し始め、これが、実に温かい話し方で、周りのお客さんも温かく笑っておりました。私もその時、舞台の中央におりましたのでおばあさんに笑って会釈を返しました。終演後、ロビーで偶然お会いしましたら、話しておりましたのが95歳のあばあさんで話しかけられていたのが94歳のおばあさん、きんさん、ぎんさんのようなお二人に囲まれて写真を撮られました。

東京打撃団のファーストCDがいよいよ発売されるそうです。まずは七月のヨーロッパで先行発売されるようです。日本での発売も続くようですが、詳しいことはまだ知りません。ま、そのうちにまたお伝えできるでしょう。私もすっかり忘れておりました。なにしろちょうど一年前、葉山の御用邸近くで録音したんですからね。今聞いてみると、とても新鮮に聞いてしまいます。お楽しみに。

6月6日(火)

久しぶりに永田町の国立劇場に行って来た。資料閲覧室で太鼓のビデオを見るためだが、小倉祇園太鼓のビデオは昭和53年モノ一つだけでした。それもあまりぱっとしない演奏のモノで、名だたる太鼓芸能がこれでは恥ずかしいではありませんか!HPを見ると地元・小倉では年々盛んになっているようですから、それを現地以外で見られないのは残念。八丈太鼓も菊池隆さんの演奏モノは何本もあるんですが、それ以外の方となるとホンの少しだけ。ほとんど菊池隆太鼓と言っていいくらい。稲田かえさんのはテープだけありまして、聞きましたが、やっぱり同じ八丈でも一人一人違うモンです、ノリが。もっといろいろな八丈や小倉祇園を聞きたいと思ったんですが、やっぱりそれは現地に行くしか方法はないですかね。どなたか国立劇場以外で太鼓ビデオなどを見ることができる場所を御存知の方はいらっしゃいませんか?個人の方で秘蔵フィルムを見せてくれるというのも大歓迎なのですが・・・・。

突然ですが 千葉すずさんをオリンピック 関心のある方は次のアドレスをクリックしてください。一人の自分がおかしいと思った疑問が、大きなモノを動かす力になるかもしれません。http://homepage2.nifty.com/bell_no1/

6月3日(土)

昨日の太鼓アイランドに、まったくの初心者の方四人がいらっしゃいました。その中の一人Aさんは御歳69歳、30年前の40歳の頃より太鼓を叩きたかったのだけれど、仕事が忙しく今になったそうで、これからは「太鼓だ」とはりきっておられました。70を前にしてこれから始めようとする意志には驚きましたが、Aさんが太鼓をやりたいと考えはじめた1970年、大阪万博のあった年、僕は中学一年、日本の太鼓界の創生期と言えると時期で・・・、そうか、日本の太鼓もまだこのくらいの歴史しかないんだよなと、あらためて思いました(太鼓の歴史や民俗芸能の歴史はもちろんもっと長いが、太鼓を叩きたいと思った人がバチを握れるようになった環境はまだまだ歴史が浅い)。

6月2日(金)

今日も気持ちのよい夏空のようです。昨日は、熊谷修宏と兎小舎公演の2回目の稽古をしておりました。スタジオに入っておりますと時間が矢のように過ぎていってしまい、もうこんな時間?と驚きました。稽古を終えて、我家の庭でカレーライスを食べておりましたら、夏の夕暮れ、浴衣でも着て、夜店をひやかしに行きたくなりました(我家のまわりにはそんな場所はないのですが)。

5月29日(月)

只今、名神高速のリフレッシュ工事期間なもんで、渋滞を避けるために今朝は四時に淡路の実家を出発しまして、この時間に出てもやはり多少は工事渋滞に引っかかり、結局走行約八時間で横浜の我が家に帰還いたしました。頭の中が関西弁(淡路弁)・関西文化圏より、標準語(関東弁)・関東文化圏に切り替わりました。今日は暑い一日になりそうです。

5月25日(木)〜28日(日)

「二千年を打つ会」以来の淡路島でございました。太鼓アイランド淡路の講習会も11回目となり、それでもまだまだ太鼓を叩いてみようという方が多く、嬉しいです。今回は初心者コースと経験者コースに分けましたが、集まった方の傾向というのがだんだん見えてきた感じです。元々、学校、保育園、幼稚園の先生などの教育関係、病院関係、福祉関係の方が多いんですが、島外出身の方や淡路生まれの方でも長く島を離れていてUターンしてきた方がなぜか多いように思います。太鼓を叩くということと新しい出会いを求めて、というキッカケがあるようです。かく言う私・富田もその一員でしょうか。

また、対岸の明石市や神戸市からの参加者もあり、これは橋で近くなったお陰です。バスで40分〜一時間の距離ですから、東京で考えればこの時間は身近な通勤圏(バス代はちょっと高いですが)です。まだ次回の日程は決まっていませんが、島外の方も大歓迎です。

5月24日(水)

きのう月刊・打組 5月号宝の海へでかけよう」を書きました。でひご覧下さい。

5月23日(火)

今夜は、某銀行の職員大会で太鼓を叩かせて頂きました。職員の方々の表彰式が会のメインでしたが、窓口で感じる銀行のイメージとは違い、体育会系のノリで、太鼓ノリの大会で驚きました。どこの銀行でもこうなのでしょうか・・・。そういえば、ニューヨークを本拠地にアメリカで活躍する僧太鼓の代表は確かシティーバンクにお勤めの方でしたが、今でも元気で叩いているのでしょうか。鼓童時代、三宅のワークショップを海外で初めて行ったのがこの僧太鼓ででした。

5月22日(月)

七月開催の第二回Oh!太鼓と兎小舎15夜公演、ともに満員御礼となりました。Oh!太鼓「初夏の横打ち大会」は御要望があれば、第二弾も企画いたしますので、興味のある方はぜひ御連絡下さい。また、兎小舎15夜公演は立見希望の方のみ、若干受付いたしますので御連絡ください。6月の太鼓アイランド青葉は実験的に、初心者中心稽古日を設けました。今からでも遅くない!この機会に初めての方も参加してみませんか?

5月20日(土)

このページをご覧の方はすでにお分かりだと思いますが、ホームページのアドレスとメールのアドレスが昨日、新しくなりました。すでに「お気に入り」などに登録していただいている方は、お手数ですが、新アドレスにお改め下さい。何はともあれwww.tomida-net.com が新世紀に向けてスタートいたしました。今後ともよろしくお付き合い下さい。

5月18日(木)

兎小舎15夜公演のはじめての稽古を昨日少しやりましたが、やっぱり神楽は難しいです。そのきれっぱしだけをやるわけですが、それでも僕にとっては大変なことです。以前、少しかじったことのある大償神楽や東北の芸能と違うのは、腰の落とし方です。クマちゃんの言葉だと「腰は落とさないで上に伸び上がる感じ」ということで、やはり朝鮮系の踊りの流れに近い。同じ神に捧げる踊りでも、東北と中国地方とではまるで違うようです。この辺の話は、また本番当日にとっときますが、今話題の「天皇を中心とした神の国」であったことを証明する芸能が神楽であるような気がします。現在も、天皇を中心とした神の国である、という持論をぶつ方が日本の首相であることに、驚きましたが、訪韓予定の迫る森首相ですから、このさいこれもはっきり言ったらどうでしょう「天皇も渡来人でありました。韓国朝鮮も私たちと同じ神の国です」と。

予定演目:チャリ(半面神楽)、二人神楽、ういろう太鼓、俵積み唄、マルで夢最中、その他、そしてお喋り・・・。まだどうしようか、と迷っているあなた! 残席四です。御予約はお早めに。

5月16日(火)

きのうの新聞を見て驚いた。三浦洋一さんが亡くなったという記事を見てだ。僕より三つ歳が上だったとは。もっともっと兄貴だと思ってたが、意外に歳が近かった。僕がつかこうへいさんの芝居を初めて見たのは確か、1975年9月26日(金)VAN99ホール「熱海殺人事件」だ。VAN99ホールでは99円で寄席とか映画とか芝居が見られて、当時でも無茶苦茶安かったが、今考えると信じられない劇場でした。僕もずいぶんお世話になりました。この時の芝居の入場料は500円、竹下景子さんが一お客さんとして来ておられ、これもべっくりちょうど映画「祭りの準備」を観たばかりの頃で、ナマ竹下は美人で胸が大きかった。それで三浦洋一さんですが、この後、つかこうへい事務所が新宿紀伊国屋ホールに進出していきなり出てきたんです。同じく「熱海殺人事件」ですが、この刑事役で。当時のつか芝居の熱気は凄かった。御同輩、並びに先輩兄姉殿はよく御存知だと思いますが、同じ芝居でも毎日芝居が変わる。セリフ、芝居の最後のシーンも、照明や、音響やすべてのことが、毎日毎日違う、真剣勝負でそれが生きていた。きのうのを見逃しただけで失敗、毎日見に行かないと、舞台がどうなっているのかチッェクできない。通路も壁もあったもんじゃない超満員人だらけの劇場で、出演者、スタッフは地獄の喜びであったかと思いますが、あの死闘をくぐり抜けたスターが三浦洋一さんでした。飛び抜けてヒカリ輝いていた彼、その彼が突然つか芝居から姿を消したのはいつだったのか、思い出せないが、テレビの画面で見る彼はどうもずっと違和感があった。あんな凄い舞台俳優は初めて見たのに・・・。あの迫力、パワー、が凄かった。舞台の上でマジに人を殺しそうだった。恐くて、神々しかった。あの時、日本は三浦洋一さんを中心とした神の国でした。合掌。

5月13日(土)

久々の雨の一日の新宿でした。それでもたくさんのお客さまが来て下さりありがとうございました。去年は、とにかく子供向けに出来ることを順番に並べて構成したようなところがありましたが、今年は僅かながらも前進した感じです。新しく台本書いたところがです。この調子だと、来年もう一本は大丈夫、出来そうです。だいたい何でも三本は出来るんです。その後が大変。ま、そんなに先を心配しても始まらない。来年のてんドンカツドンたいこドンは「山の神編」です。今回の「宝の海編」では、プークの方がウワット、魚たちを作って下さり(さすが、早い!)舞台が華やかになりました。この「宝の海編」を持って、保育園、小学校でもやりたいです!夏休みの終わりに子どもたちのワークショップもあります。

この辺で、頭を切り替えてもう少し大人の世界に戻らなくては・・・。浅田次郎の「壬生義士伝」が待っている。

5月12日(金)

いよいよ明日はプーク人形劇場公演『てんドンカツドンたいこドン・2/宝の海編』です。今日はその舞台稽古でした。海の生き物の釣りモノをバトンから吊ったり、狭い劇場客席入口から大太鼓を入れたりしました。明日の公演は二回公演で、一回目が11時開演、二回目が2時開演、一回目はほぼ満員ですが、二回目はまだたくさん空席があります。ぜひ、お越し下さい。「富田のHPを見た」と受付で言っていただければ、入場券一割引いたします!

5月9日(火)

今日は夏日ということでしたが、一日中稽古場におりましたのでお日様はほとんど拝んでおりません。朝から夕方にかけてはプーク人形劇場公演用の稽古、夜は太鼓アイランド青葉のワークショップでした。ワークショップでは今日やっと曲を通しました。『宝の海』は大人が叩いてもなかなか面白いっす(手前味噌ですが)。この分だと五月も当分『宝の海』漬けです。

5月5日(金)

いや〜終わりました、東京国際フォーラムでの『世界の子ども交流コンサート』。出演者だけでも300人くらい?スタッフを含めると500人くらいか?大騒然とした二日間でしたが、本番(5月4日 午後二時〜四時)は何とかスムーズに進行していました。このコンサートは、東京都が企業、財団などの協賛を得て行っている事業「東京2000年祭」の一環で、テレビ放映は、6/11(日)13:00〜14:10 NHKBS2 衛生第二放送〈BSイベントホール〉の予定です。この五日間、朝が早かったもので今日も三時半に起きてしまい。これから私は月刊・打組4月号の原稿コピー並びに発送作業に入ります。

5月3日(水)

月刊・打組 最新号出しました。オリジナル版の方は作業が進んでいませんので、遅くなります。済みません。こんなこともあります。

5月2日(火)

いい陽気でございましたね。この前の日曜日からずっとお天気もよく、私も毎日早起きして現場に向かっております。昨日、今日は東京打撃団、50分プログラムの学校公演ですが、これは朝が早い。起床は4時、5時です。もともと朝タイプなんで別段苦ではありませんが、少々寝不足。後、二日続きます。今年のGWもそんなわけで特に何も遊びはなく、ま、GWに限らず遊びに行くことはほとんどありません。太鼓を叩くのが、遊びだと思えば、毎日がGWか?

4月30日(日)

きのうは、月刊・打組の4月号をやっとほぼ書きあげましたが、まだ発送は連休明けになる予定。今日は世界の子ども交流コンサートのリハーサルでしたが、出演者が一同に集まると、もの凄い人数で(数百人?)、舞台上の交通整理だけでも大変。朝から夜まで長時間にわたるリハーサルに子どもたちもよく頑張りました。4月17日にオープンした「KUMAのひとりごと」、本日をもって終了いたします。たくさんの御来観ありがとうございました。

4月27日(木)

おととい夜、やっとプーク人形劇場「てんドンカツドンたいこドン2」公演の台本を書いて、昨日は、一日かけてその舞台の荒構成と音をなんとか作りました。今日は、朝もはよからハノーバー万博JAPAN DAYのスペシャルイベントの稽古でした。ハノーバー万博の方はスタッフも出演者も大勢で大がかりです。こちらの方も何とか見通しがつき、東京ベイスタジオから帰ってきたところです。このスタジオも東京芝浦にあって、最近はこの辺りに縁があるようです。さあこの後は世界の子ども交流コンサートの大詰めリハーサルが週末に控えております。

兎小舎なにみてたたく第15夜公演チケットは、お陰様で残わずかとなりました。お申込み御予約、誠にありがとうございました。

4月24日(月)

今週から来週にかけて、どぎゃん、という感じで毎日忙しいんですが、特にプークの「てんドンカツドンたいこドン」の内容を考えるのが、もう待ったなしの状況で、こういう時はまず部屋の片づけ、現金出納帳の整理、銀行への入金、ゴミの分別、玄関の修理、太鼓オケの色塗り、鯉のぼりの竹立てに洗濯物の片づけと、今日も一日が終わってしまうのでした。明日が勝負か・・・。月刊・打組4月号書きまでは、今月中はほとんど可能性はないです。

4月22日(土)

今日、明日はお台場で「世界の子ども交流コンサート」のための和太鼓ワークショップを開いています。全四回のうち今日は三回目でしたが、曲の最初から最後まで初めて、通して叩けました。8分くらいの曲ですがもう少し整理するつもりです。高校生が一人で後は全員小学生、7歳〜11歳?くらいが中心の15人メンバーです。子どもたちにしては長時間の1時〜5時の4時間のWS。5月4日、東京国際フォーラムの舞台で本番があります。

稽古は楽しいのですが、場所がお台場で、まわりは完全にバカンス気分。今日は天気も夏日和で、近くにある海もいい雰囲気(人工のビーチがあるのです)。家族連れ、学生グループ、それにカップル!何となく私もうずうずしてしまうではないですか!しかし現実では、朝に家を出て、仕事をして帰ったらもう空は真っ暗。世間がお休みでそれも天気の良い日に限って、毎回きっちりお仕事はいってます。ありがたいことです。

4月19日(水)

月刊・打組 の1999年4月号からこれまでHP上で公開してきた内容は、すべていつでも見られるようにしました。見落とした方、もう一度読んでみたい方は、こちらをどうぞ。

4月18日(火)

三軒目の医者の薬が効いたのか、世の中の花粉が納まってきたのか、今日は午後から割と体調よく(この歳になるとどこか調子が悪いのが普通の状態ですから)珍しい午後でした。ワークショップも楽しくやっております。今月は太鼓アイランド青葉が後一回だけですので、叩いてみたい方はぜひご参加下さい。次回も火曜日です。

今夜も、おぼろ月夜だったりすると、酒でも呑みたい気分なんですが、後が怖いのでやっぱりホットミルクで我慢の良い子でした。

4月17日(月)

昨夜の後、熊ちゃんが寝ずに書いただけのある文章が今朝送られてきましたので、さっそくKUMAのひとりごとをオープンさせました。4月だけの限定オープンですので、お暇な方はご覧下さい。今日の富田の主なお仕事は、5月4日の子ども交流コンサートの打ち合わせでした。こちらの方も面白いコンサートになりそうですが、残念ながらチケットはもうほとんどないということです。すみません。でも、ひょっとしたらNHKの衛星放送で放映されるかも?わかりません。

4月16日(日)

東京打撃団 世田谷パブリックシアター公演が終了。いらした方はどうでしたでしょうか?ご意見ご感想もお待ちしております。さて、今日は六時開演だったので、早く終わり、片づけの後、熊谷修宏と我が家で7月3日兎小舎コンサートの打ち合わせをさっそく行いました。二人で踊る神楽もいいかな?熊ちゃん自慢の歌も登場かな!二人で笛もいいかな?歌もつくっチャオ。芝居もやろうかな?なんてね・・・。まだ先だから何とでも書けますが、頑張りますよ私も。なんたって最終夜ですから。皆様お楽しみに!第15夜は前売りの出だしが好調ですので、チケット希望者は早く申し込んで下さい。たぶん4月5月中に売り切れます。それと期間限定「熊ちゃんのスペシャルページ」も近日僕のHP上に登場予定、皆さん見てやって下さい。私の花粉も公演本番中は何とか持ちました。今は(11:34)両方鼻つまってますが・・。終わってホッとしました。次回の打撃団東京公演は10月6・7日シアターX(カイ)です。

4月14日(金)

昨夜も今日も花粉日和、眠れぬ夜が続いております。こういう時には読書しかないのでありますが、枕の上に胸を置いて浅田次郎の天切り松 闇がたり第二巻「残侠」のページをめくっておりましても、鼻水だらだら、咳ゲホゲホ、こりゃ姿勢がいかんと立ち直し、背筋を伸ばして読書を続けていると、今度はくしゃみの応酬、それも二連続のくしゃみばかり。こりゃもういかんと浅田次郎におやすみの挨拶を告げ、布団をかぶったのでありました。

4月13日(木)

肋骨の折れたのがやっとくっついてきたと思ったら、今度は花粉症がひどくなって鼻も気管支も朝から夜中までゲホゲホ状態だ。お天道様はいい陽気なのにいつまでこんな気分が続くのか、やれやれである。気持ちの良い南の島でゆっくり青い空と海を眺めながら、ビールぐいぐい飲めたらいいなあ。遠くに行けない分、新宿に行ってソフマップ、ヨドバシ、さくらや、と梯子で機器を嬉々と眺め一瞬の夢を見る。

世界の子ども交流コンサート用に作った子どもたちのための太鼓曲を『宝の島』にしたので、これを大人用の曲にして、こちらは名前を『宝島』。太鼓アイランド青葉でしばらく演ることにしました。沖縄の島に行った気分です。

3月28日(火)

きのうからこれまで溜まっていた淡路公演「二千年を打つ会」の礼状などを書き始め、実行委員会への報告文やら決算やらの準備をし、今日は月刊・打組 三月号の文章を書いていた。朝だけ1時間くらい散歩にでるだけで、一日中ずっと机に向かったままだ。朝は好天だったが、夕方から激しい雨に変わり、そのまままだ降り続いている。

3月26日(日)

14時青山劇場でザ・コンボイショウ「新・タイムトンネル」初日を観る。凄いの一言!この一言を書きたくて今日このコーナーを作ってしまった。とにかくかっこいいのよ、彼らの舞台が!その彼らが太鼓を叩いているので観たんだけど・・・(太鼓指導が東京打撃団で、これは林田の曲を指導・林田、熊谷、佐藤のメンバーで取り組み、他、平沼、村山も熱心に稽古に通 い、今回は僕が一番何もしていなかった)2時間47分、歌って踊って演奏して芝居して、七人の男が入魂の舞台。久しぶりに僕も拍手しました。何年ぶりかもしれないこんな気持ちになったのは。コンサート、芝居など舞台を観て本当に良かったと、拍手をしたくなる作品はそうあるもんじゃないからです。全部いいです。これはたくさんの人に観て欲しいと思いますが、もうすべの公演のチケットが完売してるので(全国ツアーのチケット約5万枚?が前売り発売と同時に完売になるそうです)、これを読んで観たいと思った人も残念ながらもう見れません。こんなにかっこいい男たちが、太鼓を叩いてしまったら、これまでの太鼓打ちなど全部、ぶっ飛んでしまいます。男が惚れ惚れしてしまう男たちの太鼓、文句なし、です。

 


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